岩手県久慈市の北三陸再生可能エネルギー(久慈市、小山亥一郎社長)は9月5日、同市久慈町に出力1360kWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)を竣工した。同月26日の稼働を予定する。年間発電量は137万8000kWh(一般家庭約400世帯分)を見込む。
北三陸再生可能エネルギーは、寺岡ファシリティーズ岩手(盛岡市)の小山亥一郎社長が資本金300万円を出資して設立した。今回、竣工したメガソーラーの総事業費は約4億2000万円で、資本金以外は、金融機関からの借入金でまかなった。
ハンナホーム(岩手県久慈市)がEPC(設計・調達・施工)サービスを担当した。太陽光パネルは、中国リノパワー製、パワーコンディショナー(PCS)は明電舎製を採用した。発電した電力は、東北電力とオリックスに売電する。
来年度以降、雑草対策として、施設内でヒツジを肥育する構想を進めており、現在、小岩井農場(岩手県雫石町)と調整しているという。稼働後は、肥育中のヒツジを含め、地域の小学生などの環境学習や地域交流の場としての活用も計画している。
第3段落の最後の文で「オリックス電力(東京都港区)」としていましたが,「オリックス」です。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2014/9/17]