ゲスタンプグループが海外で建設したメガソーラー(出所:ゲスタンプグループ)
ゲスタンプグループが海外で建設したメガソーラー(出所:ゲスタンプグループ)
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 スペインの自動車部品大手ゲスタンプ(Gestamp)グループが出資する日本法人ゲスタンプ・アセティム・ソーラー・ジャパン(東京都中央区)は、鹿児島県霧島市にメガソーラー(大規模太陽光発電所)を建設する。出力は約13.3MWで、年間発電量は約1560万kWh、一般家庭4200世帯分相当を見込んでいる。

 2015年3月に着工し、17年3月の稼働を予定する。太陽光パネル約6万枚を設置する。発電電力の全量を九州電力に売電する。事業費は約40億~50億円を見込む。建設地は約48haの遊休地で、かつて霧島市が大規模な住宅地を建設する計画を進めたが、実現しなかった。

 ゲスタンプグループは欧州を中心に世界でメガソーラー事業を展開している。日本では茨城県大子町に約30MWのメガソーラーを建設すると発表している(関連記事)。大子町や霧島市を含め現在、国内8カ所で約200MWの開発を進めているという。将来的に国内で約300MW分のメガソーラーの建設を目指している。