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3100の外観(写真:日立ハイテクノロジーズ)
3100の外観(写真:日立ハイテクノロジーズ)
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 日立ハイテクノロジーズは2014年10月1日、臨床検査向けの化学自動分析装置の新製品として、設置面積が約5900cm2と小さく、比色項目の最大処理能力を400テスト/時まで高めた「3100」を発売した(発表資料)。比色項目は、血清や血漿、尿に含まれる物質の化学分析検査において、反応による生成物の吸光度や濁度を測定する方法や、反応時間当たりの吸光度変化を測定する方法で算出される項目。電解質単独の場合、処理能力は最大で600テスト/時である。1995年に発売した「7020形」の後継機種との位置づけだ。

 現在、国内では、診療報酬制度に新設された外来迅速検体検査加算により、検査の迅速化への要求が増している。新製品は、こうしたニーズに適合し、クリニックや小規模病院の主力機または中規模病院のバックアップ用として検査に貢献できるとする。

 新製品では、検査の迅速化や項目数の増加などのニーズに対応するため、制御用ソフトウエアを新たに開発し、処理能力を上げた。同時に、新型の試薬保冷庫により試薬架設数を従来の40ポジションから76ポジションまで増やしたことで、同時分析項目を最大39(電解質を含む)まで増やした。これらにより、省スペースで従来より多くの検査項目を迅速に測定できるようになった。また、分析性能を向上させたことで、試薬反応液量が少ない場合でも、分析精度を保てるようになったという。最少反応液量は従来機種に比べて33%減である。

 測定波長は12波長。反応時間は3、4、5、10分で項目ごとに設定可能。反応温度は37℃±0.1℃(反応槽:水循環方式)である。大きさは720mm×820mm×1105mm、重さは約220kg。なお、日立ハイテクは、2014年10月9日~11日に神戸国際展示場で開催される「JACLaS EXPO 2014」で新製品の実機を展示する予定だ。