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 動的再構成(ダイナミック・リコンフィギュレーション)可能なFPGAを手掛ける米Tabula社は、FPGAの設計やデバッグを容易にする新技術「DesignInsight」を開発した(発表資料)。

 同技術を使うと、最大2GHzで稼働中のFPGAであっても、RTL中の任意の変数の値をリアルタイムにモニターできる。他社の一般的なFPGAと異なり、モニター用に専用のロジックアナライズ回路を埋め込んだり、コンフィギュレーションデータ(bitstream)を再コンパイルしたりする必要はない。モニター対象の変数も、FPGAの稼働中に瞬時に変更できる。

DesignInsightの利点

 いわば、ソフトウエア開発の統合開発環境(IDE)のデバッグ機能と似たようなことをFPGAにおいて実現できるのが、DesignInsightである。任意の変数に対し何らかの条件を設定し、トリガーを掛けて観測することも可能だ。取得したデータは、開発ツール上の波形モニターなどで閲覧できる。FPGA中の全LUTに対し、ロジックアナライザ(ロジアナ)がデフォルトで付いているようなものといえる。

DesignInsightの利用シーン

 FPGAやASICの設計では従来、シミュレーターを使って論理回路の検証を行うのが一般的だった。ただし、シミュレーターは実回路に比べて動作速度が遅いため、検証のカバレッジを高めにくい。