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 例えば、他社のFPGAにはオンチップロジアナと呼ばれる機能がある。Xilinx社の「ChipScope」やAltera社の「SignalTap」などだ。

 こうした機能では、ロジアナの役割を果たす回路をFPGA中に焼き込む必要があるため、ロジックエレメント(LE)を消費する。コンフィギュレーションデータ(bitstream)の中にモニター回路も入れる形のため、モニターしたい変数を変更したい場合、設計データを再度コンパイルし、FPGAに転送する必要がある。

 また、観測用の回路を設けることで、配置配線にも影響を与える。観測したデータはブロックRAMに貯めるため、その分も無駄な消費となる。貯めたデータはJTAG経由で読み出す。

 Tabula社のDesignInsightの場合、動的再構成のアーキテクチャーを利用して変数を観測するため、モニター専用のこうしたオンチップロジアナ回路を設ける必要はない。

 未使用の配置配線を利用して、特定の変数の値をIOポートから物理的に出力させてデバッグする方法もあるが、この場合や、FPGAのピンにプローブを当て、ロジアナ等の機器が別途必要になる。

開発ツールに標準添付

 DesignInsightの機能は、Tabula社のFPGA向けの開発ツール「Stylus 3.0」に標準添付する。同ツールを利用しているユーザーは、10月1日以降、ツールをアップデートすれば無償で使えるようになる。