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「APS23」とその周辺 Cortusの図。
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「APS25」とその周辺 Cortusの図。
「APS25」とその周辺 Cortusの図。
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 仏Cortus社は、同社の新しい命令セット「Cortus v2」をベースにしたCPUコアの第1弾製品として、「APS23」と「APS25」の2つを同発表した(APS23のニュースリリースAPS25のニュースリリース)。従来の命令セットCortus v1に比べて、Cortus v2はコード効率が平均で16%向上し、システムの命令メモリーの削減に寄与するという。

 APS23とAPS25は論理合成可能なソフトタイプIPコアで、Harvardアーキテクチャーを採る。Cortus v2は16/24/32ビットの命令をシームレスに混載可能で(Cortus v1、は16/32ビット命令)、既存のCortus v1とアセンブラレベルでの互換性があるとする。

 APS23はIoTやウエアラブルといった、超低消費電力アプリケーションを狙った製品。3段のパイプライン構成で、ALUと乗算器を備える。演算性能は2.83DMIPS/MHzまたは1.44CoreMarks/MHzの性能とされる。チップ面積優先の最小構成だと、回路規模は9.8Kゲート。90nmプロセスで実装した場合の動作時消費電力は12mW/MHzである。

 APS25はAPS23よりも処理性能が必要な組み込み機器に向けた製品。ALUと乗算器に加えて、除算器を備える。最大8個のコプロセサーを接続できるインターフェースを持つ。ユーザー独自のコプロセサーも接続できる。また、APS25全体を複数個を使うマルチプロセッサー構成が可能。内部は5段のパイプラインで、オプションで命令/データキャッシュが利用できる。

 外部インターフェースはAPS23がAXI4 Liteを、APS25はAXI4に対応する。同社はCPUコアに加えて、10/100Gビット/秒EthernetのMACや、USB 2.0 Device/OGTなどの周辺回路を用意している。また、C言語/C++で入力できる開発ツール群やIDEを無償提供する。FreeRTOS、Micrium μC/OSIIといったRTOSを利用できるという。