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開発したSiC-MOSFET
開発したSiC-MOSFET
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デンソーのSiCウエハー
デンソーのSiCウエハー
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 デンソーと新日本無線は、オーディオ向けSiC-MOSFETを共同で開発した(デンソーのリリース新日本無線のリリース)。デンソーのSiC技術「REVOSIC」を活用したもので、新日本無線のオーディオ用IC「MUSES」シリーズのラインナップとして、2015年下期から量産予定である。

 デンソーと新日本無線はかねて、車載半導体やパワーデバイス分野で協業を進めてきた(関連記事1)。今回は協業範囲をSiCに拡大する。

 新日本無線はオーディオ用ICとして、オペアンプや電子ボリューム、SiCショットキー・バリア・ダイオード(SiC-SBD)などを提供中。SiCが音質向上に有効であることは、SiC-SBD「MUSES7001」で実証済みという(関連記事2)。

 一方、デンソーはこれまで、車載・産業機器向けにSiCパワーデバイスやSiCウエハーの開発を進めてきた。同社はここで培ったSiC技術の新たな応用先を検討していたという。今回、高音質オーディオ市場が有望とみて、新日本無線との共同開発に乗り出した。

 開発するオーディオ用SiC-MOSFETはTO-247パッケージで提供予定で、サンプル出荷時期は未定。既に開発したプロトタイプを使ってオーディオ用パワーアンプを試作しており、試聴評価では「比類のない音質が得られた」(新日本無線)。2014年10月25~26日の「秋のヘッドフォン祭2014」(中野サンプラザ)の新日本無線ブースで、SiC-MOSFETを搭載したヘッドホンアンプの試聴デモを披露する。