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図1◎ダットサンブランドの「GO」
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図2◎「GO+」
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図3◎渋滞が激しい高速道路
図3◎渋滞が激しい高速道路
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図4◎利用者が少ないGTOレーン
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 モータリゼーションが起こる境目と言われる、人口1人当たりのGDP(国民総生産)3000ドルの壁を2010年に突破したインドネシア。人口2億5000万人は、インド、中国、米国に次いで世界第4位である。また若い世代が多く、当面は人口ボーナスの恩恵による経済発展が見込まれている。今年はついにタイを抜いてASEAN(東南アジア諸国連合)最大の自動車市場になることが確実視されている。

 こうしてクルマがどんどん売れれば当然、渋滞も激しさを増す。2014年10月中旬にジャカルタを訪れたが、市街地の中心部は朝晩のラッシュアワーだけでなく、日中も渋滞が激しい。片側6車線道路の中央部分はBRT(Bus Rapid Transit:バス高速システム)の専用道路。その隣りの3車線は午前7時~10時と午後4時30分~午後7時まで、3人乗車以上の車両とタクシーの優先道路となる。そして最後の2車線が一般道路である。

 一般道路と優先道路の分岐点には、手を挙げて走行するクルマにアピールしている若者がいる。彼らは通称「ジョッキー」。乗車が3人に満たないクルマに同乗して優先道路の走行を可能にするというサービスを提供している。相場は1乗車当たり2万~3万ルピア(約200~300円)。依頼者の目的地近くまで乗車した後、帰りは乗車料金3000ルピア(30円)の路線バスに乗って帰ってくる。通常は、朝晩で3~4回乗車するという。

 米国では、フリーウエイの優先道路「カープールレーン」を走行するため、2人以上の乗車が必要だが、助手席にあたかも人が乗っているように見せかけるためのサングラスをかけた男性の大型人形が通信販売されている。商魂たくましいインドネシアなら、きっと「ジャッキー君人形」を売っているのかもしれない。

 また、ジャカルタ周辺には高速道路があるが、ここでも渋滞は酷い。主要な路線は東西に走る1本だけ。途中に数カ所ある料金所で朝晩大渋滞となっている。小型乗用車の通行量は8000ルピア(80円)と割安だ。一般走行ゲートの隣にプリペイドカードをかざすだけで決済が可能な無人のGTO(Gardu Tol Otomatis)レーンがあるが利用率はまだ低い。