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開発用の「TMDXDOCK28075」 TIのデータ。
開発用の「TMDXDOCK28075」 TIのデータ。
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開発用の「TMDXCNCD28075」 TIのデータ。
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 米Texas Instruments社は、低価格な産業用リアルタイム制御マイコン「C2000 Piccolo」に「F2807x」を追加した(日本語ニュースリリース)。既存のC2000 Piccoloでは動作周波数が最大90MHzだったが、新製品は120MHzとなった。

 新製品は通信用整流装置や、サーバー電源、ソーラー用マイクロインバーター、周波数インバーター、ハイブリッド車/電気自動車(HEV/EV)の制御装置などに向くという。今回の製品は、120MHzのCPUコア「C28x」に加えて、200MHz動作で性能重視の産業用リアルタイム制御マイコン「C2000 Delfino」の「F2837xS」や「F2837xD」(日経テクノロジーオンライン関連記事)と同じく、リアルタイム制御補償器アクセラレーター(CLA)を集積している。また、C28Xコア内に、FPUやTMU(三角関数演算ユニット)を内蔵する。

 アナログ周辺回路も豊富である。12ビットA-D変換器を最大3個備えており、例えば、3相モーターの電圧・電流をモニターしながら、高いサンプリング周波数のリゾルバーのフィードバックを同時にデコードできる。また、最大で24チャネルのPWMを持ち、さまざまなデジタル電源トポロジーをサポートするという。

 さらに、しきい値コンパレーターと、絶縁型ΔΣ変調器「AMC1204」にそのまま接続できるインタフェースを備えているため、電流と電圧の絶縁計測が可能な、8個のデルタ-シグマ変調チャネルを同時に処理できる。また、複数のウインドウコンパレーターは、パワーステージを保護する。

 現在「F28075」(TMX320F28075)をサンプル出荷中である。F28075と「F28074」(TMS320F28074)を1000個購入したときのチップ単価は、9米ドルから(米国における参考単価)。開発向けのExperimenter's Kit docking station「TMDXDOCK28075」は189米ドル(米国における参考価格)、モジュール形式のcontrolCARD「TMDXCNCD28075」は129米ドル(米国における参考価格)で提供される。