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◎3Dスキャナーと3Dプリンターの機能を併せ持った「ダヴィンチ 1.0 AiO」。
◎3Dスキャナーと3Dプリンターの機能を併せ持った「ダヴィンチ 1.0 AiO」。
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◎「ダヴィンチ 1.0 AiO」による造形サンプル。右手前の人形は、左側が本物で、それをスキャンして造形したものが右側。
◎「ダヴィンチ 1.0 AiO」による造形サンプル。右手前の人形は、左側が本物で、それをスキャンして造形したものが右側。
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◎「ダヴィンチ 1.0 AiO」の内部。回転テーブルの右下と左上にある黒い箱状の部位がスキャン用センサー。上方には3Dプリンターで使う造形テーブルが見える(スキャン時には退避している)。
◎「ダヴィンチ 1.0 AiO」の内部。回転テーブルの右下と左上にある黒い箱状の部位がスキャン用センサー。上方には3Dプリンターで使う造形テーブルが見える(スキャン時には退避している)。
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◎スキャンしている様子。左上のスキャン用センサーから、レーザー光を照射している。
◎スキャンしている様子。左上のスキャン用センサーから、レーザー光を照射している。
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 XYZプリンティングジャパン(本社東京)は2014年10月29日、3Dスキャナーと3Dプリンターの機能を1つの筐体の中に組み込んだ「ダヴィンチ 1.0 AiO」を発表した。実物の形状を3Dスキャナーでデータ化し、3Dプリンターで造形するという、3Dコピー機のような使い方が可能だ。価格は11万9800円(税込み)、販売開始は2014年11月中旬となる。

 3Dスキャナー機能ではまず、装置内の中央下にある回転テーブルの上に対象物を置く。回転テーブルの右側下方と左側上方にはスキャン用センサーがあり、ここから赤色の半導体レーザーを上下方向のライン状に対象物の表面に照射し、それを200万画素のカメラで読み取る。対象物を回転させることで表面全体の形状をスキャンする。

 スキャンできる対象物は直径150×高さ150mmまでの大きさで、回転テーブルの最大許容質量は3kg。回転テーブルの最初の1回転で右側のセンサーで、次の1回転で左側のセンサーでスキャンするので、合計2回転(平均所要時間は288秒)でスキャンが完了することになる。回転テーブルは、造形用のテーブルとは別に用意した。

 スキャンした結果は、接続したパソコンで合成されて3Dデータになる。スキャン精度は0.2mm。レーザー光が届かない部分がある場合には、自動的に補完してすき間の無い3Dデータにする。表面の凹凸を全体的に小さくして滑らかにする機能も用意した。また、スキャンした3DデータをSTL形式で保存することも可能だ。

 3Dプリンター機能は、従来の「ダヴィンチ」シリーズと同様に熱可塑性樹脂をヒーター内蔵の可動ヘッドから吐出する熱溶解積層法を採用する。可動ヘッド(ノズル直径は0.4mm)の数は1つだ。最大造形寸法は幅200×高さ200×奥行き190mm、積層厚さは0.1、0.2、0.3、0.4mmとなる。

 材料としては、従来のアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)に加えてポリ乳酸(PLA)も使えるようにした。PLAは、まずは5色(クリア、ホワイト、ブラック、ブルー、レッド)を順次発売する。ABSは従来の13色に加えて、新しい2色(ゴールド、蛍光マゼンタ)を追加する。材料カートリッジの価格はいずれも3280円(税込み)となる。

 装置本体の外形寸法は幅468×高さ510×奥行き558mm、質量は23.0kg。外形寸法は「ダヴィンチ」シリーズでほぼ同じである。