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図1●佐々木 智丈氏(左)と米澤 遊氏(右)
日経エレクトロニクスが撮影。
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図2●従来の開発フローの問題点
富士通研のスライド。
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図3●今回の開発フロー
富士通研のスライド。
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 富士通研究所は、サーバー向けデジタル制御電源のモデルベース開発フローを確立した(ニュースリリース)。米MathWorks社の製品をベースにしたフローに富士通研の独自開発技術を盛り込むことで、サーバー向けデジタル電源の開発工数を1/3に短縮した。

 同社はこのフローに関して、「MATLAB EXPO 2014 Japan」(マスワークスが2014年10月29日に東京で開催)で講演した。登壇したのは富士通研の佐々木 智丈氏(ソーシャルイノベーション研究所 ナレッジプラットフォーム研究部)と米澤 遊氏(ICTシステム研究所 サーバテクノロジ研究部)である(図1)。

 富士通研は、変換効率が94.8%で2.3kW出力品など、サーバー向けのデジタル制御電源の開発に成功している(日経テクノロジーオンライン関連記事)。今後サーバーに対する低電力化要求が強まることから、デジタル制御電源の開発効率化を狙って、今回の開発フローの構築を図った。

 従来のデジタル制御電源の開発フローにはいくつかの問題があった。例えば、検証は実機テストが中心で、そのテストで問題が発覚した場合に、どこに問題があるかを簡単には見つけられず、これが開発期間の長期化の大きな要因になっていた(図2)。そこで、実行可能モデルをコンピューター上に構築して、段階的に検証を進めながら開発する、いわゆるモデルベース開発フローを構築することにした(図3)。