PR

専用I/Oボードを開発

図4●今回のMILS
富士通研のスライド。
[画像のクリックで拡大表示]
図5●専用I/Oボードを開発
富士通研のスライド。
[画像のクリックで拡大表示]

 実行可能モデルは、MathWorksの「Simulink」上に開発する。系全体(制御側と被制御側)をコンピューター上のモデルにするMILS(model in the simulation)はSimulinkで問題なく実行できた(図4)。しかし、次の段階のRCP(rapid control prototyping)で問題が発生した。RCPでは、被制御側は実機を使い(今回はデジタル制御電源)、制御側はRCPマシンと呼ばれる専用コンピューターに実装する。

 ところが、市販のRCPマシンは(主にモーター制御用途のため)動作周波数が数十Hz程度と遅く、デジタル制御電源の制御に必要な100kHz以上で稼働するものがなかった。そこで富士通研では、RCPマシンとデジタル制御電源間に入れる専用I/Oボードを開発した(図5)。これで最大150kHzの周波数での制御を可能にした。周波数の分解能は150psと小さく、高精度で制御できるという。RCPが順調にこなせるようになった。

■変更履歴
この記事の掲載当初、第1段落で「非制御側」としていたのは、「被制御側」の誤りでした。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。