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第6世代のSiテレビチューナーIC
第6世代のSiテレビチューナーIC
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 米Silicon Laboratories社は、同社の第6世代に相当するSi(シリコン)テレビチューナーIC「Si2151/Si2141」を発売した(ニュースリリース)。標準的なCMOS技術で製造した。特徴は、外付け部品を含めたプリント基板上の実装面積が小さいことにある。パッケージは、3mm×3mmの24端子QFN。これに外付け部品を組み合わせた際のテレビチューナー回路全体の実装面積は0.86cm2である。「現在市販されているSiテレビチューナーICの中で最も小さな実装面積を実現した」(同社)という。デジタルテレビやセットトップボックスなどに向ける。

 「世界中のあらゆる地上波/ケーブルテレビ放送規格に準拠している点も特徴だ」(同社)。特筆すべきは、中国のデジタル地上波テレビ向け規格「GB/T 26686-2011」に準拠している点だ。その規格で求められる最低性能要件を大きなマージンを持って満足しているという。「競合他社品でマージンを確保できているのは、VHF-Low帯域だけだが、今回の製品ではVHF-LowとVHF-High、UHFという3つの帯域で確保することに成功した。現在、中国ではUHF帯域を使って放送しているため、メリットが大きい」(同社)。

 Si2151とSi2141の違いは、対応するテレビ放送規格にある。Si2141は、ATSC/QAM、DVB-T2/T/C2/C、ISDB-T/C、DTMB。Si2151は、Si2141で対応しているデジタルテレビ放送規格に加えて、NTSCとPAL/SECAMというアナログテレビ放送規格に対応する。2製品とも、RF信号入力周波数範囲は42M~1002MHz。雑音指数(NF)はUHF帯域(471M~870MHz)で3.2dB(標準値)。帯域外の入力第3次インターセプトポイント(IIP3)は+5dBm(標準値)、帯域内のIIP3は-6dBm(標準値)である。

 2製品とも、低雑音アンプ(LNA)やトラッキングフィルターを集積した。バランやSAWフィルター、巻き線インダクターの外付けは不要だ。電源電圧は+3.3Vと+1.8V。しかし、+1.8V出力のLDOレギュレーター回路を集積しているため+3.3Vの電源のみで駆動することも可能だ。消費電力は、Si2151が506mW(標準値)、Si2141が494mW(標準値)。1万個購入時の米国での参考単価は、Si2151が0.72米ドル、Si2141が0.70米ドル。評価基板として「Si2151-A-EVB」と「Si2141−A-EVB」を用意した。米国での参考価格はいずれも395米ドルである。