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NRRを前にする関係者。左からNEDO ロボット・機械システム部 主査の萬木慶子氏、NTTドコモ 執行役員の高橋守和氏、テムザック 代表取締役CEOの高本陽一氏、NEDO 理事の植田文雄氏、デンマーク大使館 投資部 部門長の中島健祐氏。
NRRを前にする関係者。左からNEDO ロボット・機械システム部 主査の萬木慶子氏、NTTドコモ 執行役員の高橋守和氏、テムザック 代表取締役CEOの高本陽一氏、NEDO 理事の植田文雄氏、デンマーク大使館 投資部 部門長の中島健祐氏。
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移乗のデモ
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走行のデモ
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車体前方にスマートフォンを装着
車体前方にスマートフォンを装着
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 ロボット開発ベンチャーのテムザックとNTTドコモは、通信機能を搭載した電動車いす型ロボット「NRR(New Robot Rodem)」を共同で開発した(リリース関連記事)。欧州での商品販売に必要な「CEマーキング」に適合していることを証明する「CE宣言」を、2014年10月末に行った。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のプロジェクトとして同年11月からデンマークで実証実験を行い、2015年秋にも事業化する。2014年11月4日に東京都内で記者会見を開催した。

 NRRの特徴は大きく2つある。第1に、車いす利用者(被介護者)の自立を促し、介護者の負担も軽減できる。通常の車いすは車体の前方から乗るため、移乗する際には自分の体を持ち上げて回転させなければならない。これに対しNRRでは、車体の後方から乗る設計を採用。移乗の際に、腰の位置を動かした上で、腕の力で乗ることができるようにした。これにより、移乗時の被介護者と介護者の両方の負担を減らせるという。

 第2に、車体前方にスマートフォンを取り付けることで、3G通信機能を搭載した。これにより、座面の高さや走行速度を利用者や利用場面に応じてクラウド経由で設定したり、転倒した場合に介護者に電話を自動発信できたりする。利用状況や転倒・衝突などのログを収集することも可能だ。専用アプリの開発を含む通信機能の実装を、NTTドコモが担当した。