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電源タップ単位でコントロール

 会津若松で導入したHEMSの機能や成果にも簡単に触れておこう。まず2012年12月にHEMS設置希望者を募集、13年3月よりサービスを開始した。総務省の補助金を活用し、機器は無償で提供している。パソコン、スマートフォンやタブレット端末から、日々の家庭内の消費電力量を見ることができる。時間単位、日単位、月単位などで確認可能だ。そのほか、消費電力量に連動した簡単な節電アドバイスも表示される。導入世帯では、13年3月の実績値と比べて平均27%の使用電力削減効果が見られたという。

パソコンで見た場合のHEMS画面例。消費電力量だけでなく金額や節電ランキングを表示して意識を高める(資料:会津若松スマートシティ推進協議会)
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エコーネットライト準拠の家電はまだ少ないので、まずは電源タップでコントロールができるようにする。リモートでの電源OFFも可能となる。電源ONは消費電力量が増えるおそれがあるので今回は装備しない(資料:アクセンチュア)
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 14年度は「スマートタップ」を導入する。このタップにつないだ機器ごとの消費電力量を見える化するほか、リモートでの電源オフができる機能などを追加予定だ。参加世帯も500程度まで増やしたい意向だ。

 運用はいつまでも補助金に頼っているわけにはいかない。中村氏は「HEMSの効果で電気料金が下がった分から会費を集め、その資金でサービスの運営をしながら新規開発を回していけるようにしたい」と、地域での持続可能なHEMSサービスの将来構想を語る。