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図1●新製品を利用した隊列走行のデモ 日経エレクトロニクスが撮影。
図1●新製品を利用した隊列走行のデモ
日経エレクトロニクスが撮影。
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図2●自動追従車のスケルトンモデル 左側に「R\-Car」を右側に今回の新製品を載せる。日経エレクトロニクスが撮影。
図2●自動追従車のスケルトンモデル
日経エレクトロニクスが撮影。
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図3●自動追従車の処理概要 ルネサスのスライド。
図3●自動追従車の処理概要
ルネサスのスライド。
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図4●左が吉田直樹氏で、右が大村隆司氏 日経エレクトロニクスが撮影。
図4●左が吉田直樹氏で、右が大村隆司氏
日経エレクトロニクスが撮影。
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図5●クルマのセーフティーを確保するためのさまざまなケース(用途)で使える ルネサスのスライド。
図5●クルマのセーフティーを確保するためのさまざまなケース(用途)で使える
ルネサスのスライド。
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 ルネサス エレクトロニクスは、40nmプロセスで作るシャシーシステム向け32ビットマイコンの新製品として「RH850/P1x-Cシリーズ」を開発した(ニュースリリース)。同社は新製品の報道機関向け説明会を2014年11月6日に東京の本社で開いた。

 この説明会では、新製品と同社の車載用画像認識SoC「R-Car」を組み合わせたデモンストレーションを見せた(図1)。自動車の模型(図2)を使った、渋滞時自動追従システムのデモである。先頭を走る車は一般的なリモコンで操作するが、後続車は自動追従で動く。すなわち、R-Carで先行者を認識し、新製品の1つのCPUで判断、もう1つのCPUで動作制御する(図3)。

 登壇した大村隆司氏(執行役員常務兼第一ソリューション事業本部 本部長)によれば(図4)、2014年9月のプライベートイベント「Renesas DevCon Japan 2014」で同氏がチョイ見せしたマイコンが(日経テクノロジーオンライン関連記事1)、今回の新製品である。新製品のRH850/P1x-Cシリーズは、2014年10月中旬に発表したシャシーシステム向け32ビットマイコン「RH850/P1xシリーズ」(同関連記事2)の上位製品になる。

さまざまな用途に1製品で対応

 大村氏によれば、新製品は、クルマのセーフティーを確保するためのさまざまなケース(用途)で使えるという(図5)。具体的には、センサーフュージョンや、ゲートウエー、シャシーシステムなどである。「これまでは用途ごとにマイコンやASICを開発していたが、新製品1つで済むようになる」(同氏)。

 チップの品種数が減ることで、ルネサスサイドの開発費や量産コストを低減できるが、ユーザーサイドにも大きなメリットがあるという。「同じマイコンを使えれば、2回目以降はソフトウエア開発が容易になったり、規格認証を取る手間が低減するといった効果がある」(同氏)。さらに、ルネサスのパートナーと組んでユーザーをサポートする、いわゆるエコシステムがうまく回るという利点もあるとした。