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 「エネルギーキャリア」では太陽熱を利用する水素製造を実現する集熱管という基幹部材を研究開発するテーマが選ばれた。太陽光から熱エネルギーをつくり出す集熱管(レシーバー)の開発では、集熱管をトラフ(雨どい)形状のミラーなどと組み合わせた構造によって、太陽光を集熱管に集光させて高温に加熱し、その集熱管内に熱媒体を流して熱エネルギーを回収する仕組みがポイントになる。今回提案した開発テーマは、太陽光から熱に 80%以上の高効率で変換できるセラミックス複合膜を用いた集熱管の製造プロセス開発である。

 「革新的設計生産技術」では、高付加価値セラミックス造形技術の研究開発を実施し、3Dプリンターを発展させたレーザーによるセラミックス積層焼結法を開発するものだ。レーザー照射によって、焼結(焼いて固める)する3D積層プロセスでの加熱挙動や微細構造に関する基礎的検討を進め、レーザーを用いたセラミックス部材の3D造形技術を開発する計画だ。

 今回採択された3テーマは、ファインセラミックスセンターが企業や大学などと産学連携態勢を組んで、それぞれ提案した(企業と大学はテーマごとに異なっている)。

 戦略的イノベーション創造プログラムは、内閣府が中心になって省庁を横断して進める国家的研究開発プログラムで、平成26年度は総額約500億円の予算によって、各10テーマに対して平成26年度予算を20億円から60億円でそれぞれ実施する計画である。