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講演する本田氏
講演する本田氏
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 大阪工業大学 工学部 ロボット工学科 教授の本田幸夫氏は2014年11月12~14日に開催された「HOSPEX Japan 2014」(東京ビッグサイト)の「医療・福祉機器開発テクノロジーセミナー」に登壇。「ロボット革命の期待と課題」と題し、生活支援ロボットの産業化の展望について講演した。同氏はパナソニックのロボット事業推進センター所長として、同社のロボット開発を指揮した経験を持つ(関連記事1同2)。

 「世界(海外企業)はロボットを“ビジネス”とみなしているのに対し、日本では“最先端の技術開発”ととらえがち。だから“歩いた、走った”という技術者目線から抜け出せない」。本田氏はまずこう指摘した。「ロボットは使ってこそ、なんぼ。利用者が本当に便利だと感じなければ導入は進まない。そのためにはロボットを単体でとらえるのではなく、ソリューション化する取り組みが欠かせない」。

 生活支援ロボットの産業化のポイントとして挙げたのは、次の4点である。(1)要介護者を増やさないという視点から“元気な高齢者”を支援するビジネスを構築し、ここにロボットを活用する、(2)薬事法などの規制に縛られないビジネスを考える、(3)まずはBtoBの領域に参入する、(4)当初からグローバル視点でビジネスモデルを構築する。これらを通じ、生活支援ロボットが「日常の中で当たり前に使われる社会を目指すべき」(本田氏)とした。