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日本人の代表的な疾患の克服に寄与

富士通の合田氏
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 続いて富士通の未来医療開発センター長の合田氏が、より具体的な取り組みについて説明。まず、同社が1970年代から医療情報関連、介護、健診部門など幅広いヘルスケア分野に携わってきた歴史をひも解きながら、「とくに電子カルテに関しては国内トップシェアを誇る」と述べた。それら下地がある中で、今回の共同研究により、長期的な技術開発も含めた新たな医療情報活用基盤を構築する考えを示した。

 また、既に実施している取り組みの例として東京大学、慶應義塾大学、北里大学とのCOI(Center Of Innovation)事業、スーパーコンピュータを活用した生体シミュレーション、IT創薬分野に言及。データベース構築やセンサー開発、スーパーコンピュータ活用による革新的な研究開発に同社のICT技術が役立っている点をアピールした。

 「今回の共同研究では異なる4団体と取り組む。それぞれの領域は、がん、循環器疾患、認知症、個別化医療――これらの研究を通し、日本人の代表的な疾患の克服、健康長寿社会の実現に寄与したい」。今後、多方面からのデータ収集基盤を強固にしながら、どのようなデータが研究や臨床に役立つかを精査していく予定だという。