PR

ビッグデータを使った予防法を開発

国立循環器病研究センターの橋本氏
[画像のクリックで拡大表示]

 国立循環器病研究センターは、「循環器疾患の予防・制圧に向けた生活習慣のビッグデータの解析と介入方法の開発」と題して共同研究に取り組む。登壇した同センターの橋本氏は脳卒中、心臓病をはじめとした循環器疾患の医療費は全体の約20%を占めることについて触れ、生活習慣と深く関わるこれら疾患に関して、病気の連鎖となるドミノをいかに早い段階で断ち切るかが大事であるかを力説した。

 「現在は、ウェアラブル機器を使って体重、血圧、睡眠などのさまざまな情報を得ることができる。それをビッグデータとして収集し解析するのが目的。ビッグデータを使った予防法の開発は、今まで考えられなかったような相関関係が見つかる可能性がある。単に『減塩しましょう』ということではなく、個人の1日の行動パターンを集約すれば、何をどうすればいいのかの解決法が判明するかもしれない」(橋本氏)

 データ収集や分析、国民医療への還元をセンターが、電子健康記録のデータ収集システム・解析システムの開発を富士通が担う。平成30年度を目処に、エビデンス論文作成やプログラム開発を目指す。橋本氏は「ビッグデータのアプローチは、循環器疾患以外の疾患予防にも役立つはず」と、今回の研究に大きな期待を寄せた。