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各自治体までを包括したシステムへ

国立長寿医療研究センターの鳥羽氏
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 がん、循環器病に続く共同研究の相手は認知症。続いて壇上に立ったのは国立長寿医療研究センターの鳥羽氏である。テーマはシンプルに「認知症の早期発見システムの開発」。まずは画期的な認知症の創薬開発が遅れている中で、ますます認知症の予防とケアがクローズアップされている点について触れた。

 「認知症には遺伝素因もあるが、それ以上に生活習慣病のリスク、加齢、不活動が要因として挙げられている。本研究では早期発見はもちろんのこと、この早期発見システムが認知症の進展予防に実質的に有効に働くかどうかを見極めたい」(鳥羽氏)

 各自治体までを包括したシステムを予定しており、「大規模に進める初めての研究システム」だという。富士通はデータ収集の基盤整備、データベース構築、解析システムの開発で協力する。この早期発見・診断システムは平成28年度に試用を、平成30年度に本格運用を開始する予定だ。