PR

「ゲノム電子カルテ」実現へ

東京医科歯科大学の田中氏
[画像のクリックで拡大表示]

 最後に発表したのは東京医科歯科大学の田中氏。同大学とのテーマは「網羅的生体分子情報を統合したデータベース、および解析技法の確立」で、先の3例に比較してより広範な先端医療研究が題材となる。

 田中氏はまず、米国では既に次世代シークエンサーによる診療現場でのゲノム解析が20以上の医療施設で実施されている現状を報告。「ゲノム、オミックス(ゲノムを含む網羅的な分子情報)知識と臨床知識とを組み合わせると、これからの新しい医療やケアの姿が見えてくる」と語った。

 富士通の協力を仰ぐのは個別化医療の分野。共同研究の概要として、疾患オミックス情報の蓄積、統合臨床オミックス・データベースの設計と情報解析方法の確立などを挙げた。将来的にはゲノム情報を反映した「ゲノム電子カルテ」の実現を目指している。