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がん患者の尿に反応
がん患者の尿に反応
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線虫が引き寄せられる
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がん種の特定にも道

 今回の手法では、現状ではがんの種類を特定できない。この点についても既に、特定のがんにだけ反応しない線虫株を作製することに成功している。これを使えば例えば、野生型線虫が誘引行動を示し、大腸がんには反応しない線虫株が誘引行動を示さない場合には、大腸がんだと診断できるという。

 今回の研究を主導した九州大学 味覚・嗅覚センサ研究開発センターは、2014年7月に応用医療センシング部門を設立。線虫嗅覚によるがん診断テスト「n-nose」の基盤技術の開発と実用化に向けた取り組みを始めている。また、センター全部門が協力し、匂いによるがん検知のデバイス化も行う計画。n-noseの自動化とシステム化については、日立製作所およびJOHNANと共同で、早期の社会実装を目指して研究開発を進める。