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 オートデスク(本社東京)は2015年4月15日、自動車デザインの初期段階に使う3Dモデリング・ソフト「Autodesk Alias SpeedForm」(米Autodesk社)など、自動車業界向けのツール群を発売した。SpeedFormは、手描きスケッチを取り込んで曲線を上書きする機能、その曲線を基に曲面を張る機能、曲面の一部を指定して変形する機能などを備えるソフト。短時間かつ直観的な曲面の作成や変更を可能とすることで、コンセプトデザイン段階の多様な案の検討を支援する。

 SpeedFormでは、Autodesk社の映像制作向けソフト「MAYA」で採用しているポリゴンデータに対する分かりやすい操作方法を、曲面データに対して適用可能にした。曲面パッチを縦横に区切り、その一部に対して押したり引いたりする操作ができ、簡単に形状を変更できる。曲面データもBezier曲面、NURBS(Non-Uniform Rational B-Spline)といった、異なった数式を用いるものを混在して扱える。

 曲面表現の自由度を上げる手段として、曲面パッチの境界について十字型だけでなくT字型の分岐を許す「T-Spline」を採用した。SpeedFormは、これまで「Project Earl」というコードネームで開発作業が進んでおり、日本国内でも発売に先行して評価で利用していたユーザーがある(図1)。

図1 Autodesk Alias SpeedFormによるデザイン
図1 Autodesk Alias SpeedFormによるデザイン
日南(本社神奈川県綾瀬市)クリエイティブスタジオが作成。同社デザインディレクターの猿渡義市氏は「クイックにイメージを立体化できる。3Dプリンターを活用することで、高速な試行錯誤が可能になる」としている。
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