小規模太陽光発電監視サービス「Venus Solar」のシステム構成(出所:富士通)
小規模太陽光発電監視サービス「Venus Solar」のシステム構成(出所:富士通)
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 富士通は、クラウドを活用した小規模な太陽光発電の監視サービス「FUJITSU Intelligent Society Solution Venus Solar(フジツウ インテリジェント ソサエティ ソリューション ヴィーナスソーラー)」を開発し、太陽光発電事業者およびメンテナンス事業者向けに4月21日から販売すると発表した。

 同サービスは、小規模の太陽光発電所を対象に、パワーコンディショナー(PCS)単位の発電量データを、PCSに接続した監視装置から1分ごとに収集し、クラウドで一元管理できる。従来の発電所単位で監視するサービスに比べ、PCSごとのきめ細かい発電状況を監視できるという。収集された発電量データから、「発電量低下」「発電停止」「他PCSとの相関比較による異常」を検知し、発電異常のアラートをメールで管理者へ通知するため、機器故障やトラブルを早期に発見できる。

 富士通のパブリッククラウドサービス「FUJITSU Cloud IaaS Trusted Public S5」にデータを集約し、発電情報を一元管理する。集約した電力情報は、発電事業全体、発電事業単位(プロジェクトや投資ファンドなど)、発電所単位の様々な観点で発電状況を確認できる。また、時間別・日別の発電実績量をグラフ表示するほか、保守担当者に発電監視業務に必要な情報をレポート形式でまとめる機能も提供する。

 太陽光発電は、立地や季節、気象状況により、発電量が大きく影響されるため、各発電所に合わせたアラートのしきい値を設定する必要がある。そのしきい値を基準に、独自のアルゴリズムで検出し、異常発生の際にはメールで即時に発電事業者と保守担当者へ通知する。

 初期費用は7万2000円(監視装置1台)から。これに加え、クラウドの月額利用料(個別見積り)がかかる。販売目標は、2015年度末までに監視装置2000台によるサービス提供を目指す。