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 マツダは次世代のパワートレイン(駆動システム)で、プラグインハイブリッド方式を採用するクルマ(PHEV)を投入する可能性が高い。2014年4月24日に開いた2015年3月期の決算説明会後の取材で、同社の社長兼最高経営責任者(CEO)の小飼雅道氏は次世代パワートレインを採用するクルマに関して、「PHEVを投入する可能性はある。PHEVは(電動化という意味で)ハイブリッド車(HEV)の次の段階になる。HEVと電気自動車(EV)の中間に当たる非常に効果的な技術だ」と語った。

 PHEVは充電可能な大容量電池と高出力のモーターを搭載して一定距離をEVとして走行できるクルマ。満充電時にEVとして走行できる距離は30~80km程度になるケースが多い。一定以上の距離や速度で走行する場合は、搭載するエンジンも使って走行する。

 もちろんマツダのパワートレインの基本戦略は、得意とする内燃機関の技術を進化させることにある。「ガソリンエンジンとディーゼルエンジンで世界一の燃焼効率を絶対に追求していく。そこがマツダのアイデンティティーだ。そのうえで内燃機関の弱い部分を、電動化を進めることでカバーする。(この流れの中で)PHEVを採用する可能性がある」と同社社長の小飼氏は説明した。

 これまでマツダは優れた走行性能と環境性能を両立させる「SKYACTIV TECHNOLOGY(以下、SKYACTIV)」戦略に力を注いできた。ガソリンエンジンとディーゼルエンジン、トランスミッション、プラットフォームまで、基本技術をゼロベースで見直して開発したもので、2011年以降、「デミオ」や「アクセラ」「CX-5」などさまざまな新型車に搭載してきた。優れた燃費効率と走行性能を実現させたことが、グローバルなマツダ車の販売拡大につながっている。