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EPIQ Evolution 1.0
EPIQ Evolution 1.0
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超音波診断装置の画像(右上)とCT装置の画像(左下)をAuto Registration機能で重ね合わせたところ(左上)
超音波診断装置の画像(右上)とCT装置の画像(左下)をAuto Registration機能で重ね合わせたところ(左上)
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 フィリップス エレクトロニクス ジャパンは2015年4月27日、超音波診断装置の最上位機種「EPIQ」を大幅にモデルチェンジした「EPIQ Evolution 1.0」を発売した。CT(コンピューター断層撮影)/MR(磁気共鳴断層撮影)/PET(陽電子放射断層撮影)で撮影した画像と超音波診断の画像を重ね合わせた「フュージョン画像」を容易に作成できる「Auto Registration」機能を新たに搭載。これによって、CT/MR/PETの高精細画像で患部を絞り込みながら、コンパクトで比較的安価な超音波診断装置を使った検査が効率的に行えるようになる。

 Auto Registrationは現時点では肝臓の画像を対象としており、画像重ね合わせのアルゴリズムとして「Vessel Base」と「Surface Base」の2つを搭載する。このうちVessel Baseは、2枚の画像から肝臓内部の血管の立体構造を抽出して同期させることで、高い精度の画像重ね合わせを実現する。Surface Baseは肝臓表面の立体的な構造を認識して位置合わせする。

 Auto Registrationは、従来の「点」や「線」で位置合わせする方法に比べて微妙な調整が不要であり、「経験の浅い研修医でも簡単にフュージョン画像を作成できる」(ヘルスケア事業部マーケティング本部 超音波 クリニカルR&Dスペシャリストの三木綾子氏)。他社製のCT/MR/PET装置で撮影した画像でも「DICOM規格」であれば、Auto Registration機能を使った重ね合わせが可能となる。

 ビームフォーミングの技術も改善した。フレームレートを従来比2倍に増やして高精細画像をリアルタイムで得られるようにしたほか、コヒーレントビーム再構築アルゴリズムによるフォーカス補正機能で、画像の均一性を向上させた。さらに透過性に優れた周波数帯域を利用して、体格の良い患者の深奥部まできれいに撮影できるようになったという。

 日本向けの新機能として、日本で認可されている超音波造影剤に対応したほか、日本で要望の多かった操作機能や画像表示方式も追加した。希望販売価格は1億円(税込み)。国内初年度の販売台数は約200台を見込んでいる。