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ソネット 執行役員の雁瀬繁氏
ソネット 執行役員の雁瀬繁氏
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bmic-ZRのデモ。体温計などのデータをスマートフォンに取り込み、コメントを付けて共有できた
bmic-ZRのデモ。体温計などのデータをスマートフォンに取り込み、コメントを付けて共有できた
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 ソネットは、SaaS(Software as a Service)型の在宅ケア連携システム「bmic-ZR(ビーミックゼットアール) 2.0」の提供を2015年4月28日に開始した(関連記事)。それに先立ち、同月27日、プレス向けセミナーを開催した。

 登壇したソネット 執行役員の雁瀬繁氏は、「およそ10年後にいわゆる団塊世代の多くが75歳を迎えるなど、今後さらなる高齢化が進む。社会保障費の増大とともに、住み慣れた家で自分らしく生きたいというニーズが増えていく」と語り、地域包括ケアシステムの構築が重要になるとした。

 地域包括ケアでは医療、介護、福祉など多くの機関が連携する必要がある。bmic-ZRはこれら多職種間の連携をサポートするためのサービス。初期費用は1万5000円(税別)、月額5000円(税別)から。別途ログイン用のICカードが必要だ。

 bmic-ZRは、従来はやり取りに電話やファックスを利用していた多職種間の情報の記録と共有を目的としている。電子カルテは厳重なセキュリティーのもとで運用されるため多職種で連携する際に使いにくい。bmic-ZRは誰でも簡単に利用できることを目指しており、記録できる内容は体温や血圧などの数値、写真、テキストメモに限定した。

 記録はサーバーに保存され、体温の変化をグラフ化するなど時系列で整理したり、グループウェアのように患者と関わるチーム間で共有したりできる。2014年9月にバージョン1.0を発表したが、一部の顧客のみへの提供としていた。フィードバックを受けてインタフェースの改善や機能追加を行い、今回、2.0へのバージョンアップとともに一般ユーザーにもサービス提供を開始した。

 パソコンでの利用の他、スマートフォン、タブレットでも利用できる。バージョン1.0では専用アプリをAndroid端末のみの対応としていたが、バージョン2.0からはiOS版も用意した。

 NFC(Near Field Communication)を利用した数値入力に対応しており、テルモの「HRジョイント」シリーズの機器と組み合わせて使うと、体温計や血圧計などをスマートフォン、タブレットに近付けるだけで日時情報とともに入力できる。バージョン2.0では連携機能を強化しており、連絡や申し送りを登録、一覧できるインタフェースを用意。ケアチームなどの単位でユーザーグループを作り、連携する人と簡単に共有できる。

 セキュリティーはNFCを利用したIDカードとパスワードの2要素認証を採用。iPhoneシリーズのようにNFCに対応していない端末では、バーコードを使った認証も利用できる。