PR
HALを装着し、20kgの荷物を持ち上げた
HALを装着し、20kgの荷物を持ち上げた
[画像のクリックで拡大表示]

 「ヘルスケア・ニューフロンティア」の政策を掲げ、「未病」「ロボット」を軸とした新産業創出を推進する神奈川県知事の黒岩祐治氏。同氏は、CYBERDYNEとの医療福祉機器に関する新産業創出推進の覚書締結記者会見(2015年4月23日、関連記事)の場で、自ら「ロボットスーツHAL」を装着。医療福祉ロボットの市場拡大・普及に向けた取り組みをアピールした。

 黒岩氏は、医療福祉ロボットの市場拡大・普及に向けては、規制緩和の実現が不可欠と主張。介護保険適用に関する話題に触れた。これまでは、3年に1回の介護保険改正に合わせて、介護保険福祉用具の種目・種類の追加・拡充が検討されてきたが、「このサイクルでは、革新的なロボット技術の開発スピードに追い付かない」(同氏)と指摘。新技術に対する迅速な対応を国に対して提案し続けた結果、この検討タイミングが「2015年度から随時になった」(同氏)と成果を強調した。

 さらに、医療福祉ロボットの市場拡大・普及のためには、同ロボットを使用できる場所の拡大も重要だと指摘。これまでは理学療法士が医療用ロボットを使用して治療できる施設は病院などに限られてきたが、今後はスポーツクラブ地域コミュニティー施設などにも拡大していくことが不可欠と主張。これにより、ロボットの普及促進に加え、理学療法士の活躍の場も広がるとした。黒岩氏は、神奈川県のロボット特区や今回のCYBERDYNEとの連携強化を通して、こうした市場拡大・普及への取り組みをいっそう強化していく考えである。