PR
今回の新製品 Marvellの写真。
今回の新製品 Marvellの写真。
[画像のクリックで拡大表示]
機能ブロック図 Marvellの図。
機能ブロック図 Marvellの図。
[画像のクリックで拡大表示]
評価キット Marvellの写真。
評価キット Marvellの写真。
[画像のクリックで拡大表示]

 米Marvell Semiconductor社は、IEEE 802.15.4準拠の2.4GHzトランシーバーを内蔵したマイコン「88MZ300」を発表した(ニュースリリース)。ZigBee 3.0やThreadのプロトコルに対応する。

 88MZ300は同社が2012年に発表した「88MZ100」(日経テクノロジーオンライン関連記事)の後継製品にあたる。88Z100よりも微細な半導体プロセスで製造することなどにより、性能を高めた。88MZ300は最大64MHz動作のCPUコア「ARM Cortex-M0+」や128KバイトのROM、164.5KバイトのSRAM、さらにパッケージ内に収めた512Kバイトのシリアル・フラッシュ・メモリー(QSPI接続)からなる。フラッシュ・メモリー容量が512Kバイトと大きいため、OTA(over the air)でのソフトウエアアップデートが可能であると同社は説明する。

 トランシーバーのリンクバジェットは120dBm(トランスミッターが+13dBm、レシバーが-107dBm)。パワーアンプとバランを内蔵しており、水晶振動子と少数の受動部品を外付けするだけで使えるとする。送信時の消費電流は26mA(+13dBm時)、受信時の消費電流は8.5mAで、スタンバイ時(メモリーリテンション付き)は1μAである。電源電圧範囲は1.8~3.6V。

 周辺回路としてはUART(2本)、SPI/I2S/PCM(1本)、I2C(1本)、QSPI(1本)といったインターフェースのほか、2つの32ビットタイマーや250Kサンプル/秒の16ビットA-D変換器(入力電圧0~3.6V)、500Kサンプル/秒の10ビットD-A変換器、2つのアナログコンパレーター、オンチップ温度センサー、16/32ビットのCRC、キー長128/192/256bitに対応した128ビットAESに対応した暗号化アクセラレーターなどを搭載する。

 同社は88MZ300向けにZigBee 3.0やThreadを含むネットワーク・プロトコル・スタックや、評価キットを提供する。88MZ300は5mm×5mmの32ピンQFNパッケージに封止されている。で提供され、現在サンプル出荷中である。価格は現時点では未公表。