太陽光発電所内に設置されたエネルギーバッファーユニット(出所:Belectric社)
太陽光発電所内に設置されたエネルギーバッファーユニット(出所:Belectric社)
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 ドイツのEPC(設計・調達・施工)サービス企業であるBelectric社は5月8日、ドイツ北東部のブランデンブルク州に設置した蓄電池システム「エネルギーバッファーユニット(Energy Buffer Unit)」が、送電系統事業者の50Hertz社から、出力1.3MWの周波数調整設備として事前認可を受けたと発表した。

 この蓄電池システムは、2014年11月に稼働を開始していた。太陽光発電所内に設置した。

 事前認可を受けたことで、アンシラリーサービス(周波数制御用の設備提供サービス)に提供できるようになるという。

 送電系統運用者が定めた仕様を満たし、送電網に連系している他の発電機の故障や、送電網におけるトリップ(遮断)などが生じた場合に、送電網全体の安全性を向上できる。

 最先端の蓄電技術によって、連系するドイツの高圧送電網において、周波数調整の一端を担う。

 蓄電池システムにとって、周波数調整は有望な市場とし、Belectric社のエネルギーバッファーユニットが今回の認可を受けたことで、周波数調整向けに販売する。

 エネルギーバッファーユニットは、鉛蓄電池を採用し、コンテナ型でパワーコンディショナー(PCS)や中圧対応の変圧器を備え、出力800kW~1400kWに対応する。蓄電池の容量は948kWhで、56万ユーロで販売を開始する。