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出展したラボ・オン・タブレット
出展したラボ・オン・タブレット
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all Silicon Optical Technology(SoT)による光導波路
all Silicon Optical Technology(SoT)による光導波路
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SoTを使って開発したPicoscopeのプロトタイプ
SoTを使って開発したPicoscopeのプロトタイプ
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 ウシオ電機は、タブレット端末の液晶ディスプレーを化学・バイオ分野の分析光源として使う「ラボ・オン・タブレット(Lab On a Tablet)」を開発。「第14回 国際バイオテクノロジー展(BIOtech 2015)」に出展した。シリコーンゴム製光導波路を使った小型の分析用チップをタブレット端末の液晶ディスプレーに貼り付けるだけで、DNAやタンパク質などを分析できる。場所を選ばず、手軽に分析を行うことが可能だ。

 ラボ・オン・タブレットは、シリコーンゴムを用いた光導波路技術「all Silicon Optical Technology(SoT)」の応用例として紹介したもの。九州大学と共同研究を進めている。

 SoTでは、通常はガラスなどで構成する分析用光導波路をシリコーンゴムで実現。小型で高検出感度、しかも安価という特徴がある。光損失が小さいため、液晶ディスプレーのように強度の弱い光源を利用できる。液晶ディスプレー上の数cm角ほどの領域から導波路へ光を取り込む。

 SoTを活用し、手のひらサイズの吸光度センサー「Picoscope」も開発した。PCRチューブを挿すだけでDNAやタンパク質の濃度などを吸光度分析でき、Bluetooth経由でスマートフォンやタブレット端末に測定結果を表示できる。無菌環境(クリーンベンチ)内で測定までを行えるツールとして、2015年夏に発売予定だ。価格は10万円前後と、一般的な吸光度分析装置に比べて大幅に安価になる見通し。