「富山新港太陽光発電所(仮称)」の完成イメージ図(出所:富山県企業局)
「富山新港太陽光発電所(仮称)」の完成イメージ図(出所:富山県企業局)
[画像のクリックで拡大表示]

 富山県企業局は5月24日、射水市海老江地区の石炭灰処分場に建設する出力4.5MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「富山新港太陽光発電所(仮称)」の起工式を開催した。事業用地は、富山新港臨海工業用地の一画で、石炭灰の埋め立てが終了した土地の一部(6万9000m2)を活用した。

 総工費は約20億6000万円で、全額を富山県企業局の自己資金で賄う。電気設備の施工は、新栄電設(富山市)が担当する。土木・基礎工事は、4区画に分けて異なる事業者に発注した。太陽光パネルを約2万枚設置し、年間約480万kWhの発電量を見込む。

 富山県企業局は、公営企業として電気事業を経営しており、19カ所の水力発電所を持っている。太陽光発電所の建設は、「神通川浄水場太陽光発電所」(出力1.75MW)に続き、2カ所目になる。ただ、神通川浄水場太陽光発電所は、浄水場の遊休地を活用し、工業用水事業の付帯事業という位置づけのため、電気事業として太陽光発電を手掛けるのは、「富山新港太陽光発電所」が初めてとなる。

 富山県では、県有地で太陽光発電を実施する場合、民間企業に土地を賃借する形を基本にしている。県内最大のメガソーラーである「SGET富山メガソーラー発電所」(出力7.7MW)は、民間企業が県有地を賃借して建設した。「富山新港太陽光発電所」は、石炭灰処分場という特殊な用地であることから、企業局が直営で建設・運営することになった。