太陽光パネルの下で雑草を食べるヤギ(出所:イビデンエンジニアリング)
太陽光パネルの下で雑草を食べるヤギ(出所:イビデンエンジニアリング)
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 イビデン子会社のイビデンエンジニアリング(岐阜県大垣市)は5月18日、イビデン神戸事業場(岐阜県神戸町)に設置した太陽光発電所に、ヤギによる除草を導入したと発表した。5月12日から6月30日までの約1か月半、ヤギ5頭を発電所の約1700m2の敷地内に放牧する。

 イビデン神戸事業場の太陽光発電所は出力250kWで、昨年12月に稼働した。イビデンエンジニアリングは昨年7月、同発電設備が完成する前に、岐阜大学と農業生産法人フルージックの協力を得て、ヤギ5頭による除草試験を3週間、実施した。その結果、除草効果を確認でき、機械などほかの除草方法に比べて環境負荷が低いことや、従業員や地元住民の「癒し」として一定の効果が確認できたことから、今回の本格導入に踏み切った。

 「ヤギさん除草」の導入にあたり、同社では、太陽光パネルに保護カバーを取り付け、地上との設置高をヤギが飛び乗らない高さに設定した。また、電線はできる限り地中に埋設し、ヤギの飲み水用に井戸も設置した。

 イビデンエンジニアリングは、イビデングループの事業場など国内14拠点、18カ所に太陽光発電設備を設置してきた。2014年7月から順次発電を開始しており、18カ所で合計1万300kW(10.3MW)の発電容量となる。

 神戸事業場の発電所のほか、今後、2カ所の事業場にある太陽光発電所でも、「ヤギさん除草」を導入する方向で、検討しているという。