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図 工場立地協定の締結式に参加した、左から松阪市長の山中光茂氏、航空機部品生産協同組合代表理事で加藤製作所代表取締役の加藤隆司氏、三菱重工業取締役副社長執行役員でドメインCEO交通・輸送ドメイン長の鯨井洋一氏、三重県知事の鈴木英敬氏。
図 工場立地協定の締結式に参加した、左から松阪市長の山中光茂氏、航空機部品生産協同組合代表理事で加藤製作所代表取締役の加藤隆司氏、三菱重工業取締役副社長執行役員でドメインCEO交通・輸送ドメイン長の鯨井洋一氏、三重県知事の鈴木英敬氏。
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 三菱重工業および、同社の松阪工場(三重県松阪市)内での事業展開を計画している航空機部品生産協同組合(以下、松阪部品クラスター)は2015年6月1日、三重県松阪市との間で工場立地協定をそれぞれ締結した(ニュースリリース)。三菱重工は同工場においてジェット旅客機「MRJ(Mitsubishi Regional Jet)」の尾翼を量産する(関連記事)。松阪部品クラスターは、同工場を拠点とした民間航空機向け小物部品の一貫生産・供給体制を構築する。

 松阪工場では以前、カーエアコンを製造していた。既存建屋の活用により、立ち上げ期間の短縮と初期投資の圧縮を見込める。また、同工場の敷地内には空きスペースもあるため、将来的な拡張も可能だ。松阪市や三重県からの人材、資金、制度などのさまざまな支援も受けられる。松阪市が位置する東海地域は「アジアNo.1航空宇宙産業クラスター形成特区」に認定されており、航空機産業の振興に官民を挙げて取り組んでいる。松阪工場がある松阪中核工業団地内も、同特区の指定を受けている。

 三菱重工は松阪工場をMRJの量産拠点の1つとして位置付けており、水平・垂直尾翼の量産組立を行う。建屋は幅72×長さ189mで、垂直尾翼と水平尾翼の生産ラインはそれぞれ長手方向に進んでL字形に曲がるようなレイアウトとなり、同じ位置から出荷する。2016年9月に組み立てを開始する予定だ。

 松阪部品クラスターは、米Boeing社の旅客機やMRJなど高月産レートの民間航空機向けに中小物部品を生産する。同クラスターを構成するのは、加藤製作所(本社岐阜県各務原市)、小池製作所(本社名古屋市)、真和工業(本社愛知県豊田市)、榎本ビーエー(本社岐阜県各務原市)、小坂鉄工所(本社名古屋市)、平和産業(本社千葉県船橋市)、松原製作所(本社名古屋市)、水野鉄工所(本社岐阜県関市)、和田製作所(愛知県清須市)の9社だ。2015年4月1日に設立された。