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 情報処理学会 システムとLSIの設計技術研究会は,2015年8月26日~28日に,半導体設計技術に関する国内最大級の研究会である「DAシンポジウム2015:システムとLSIの設計技術」(ホームページ)を開催する。開催場所は石川県加賀市の山代温泉である。

 今回は、一般講演やポスターセッションのほか,6つの特別企画が設けられた。6つのうち、2件は基調講演、3件は招待講演、残り1件は「アルゴリズムデザインコンテスト」である。以下、これらの概要を紹介する。

 基調講演の1件目では、日立製作所の山岡雅直氏が登壇する。タイトルは「組合せ最適化問題を効率的に解くCMOSイジングコンピュータ」である。今後の社会で用いられるさまざまなシステムの最適化には、組み合わせ最適化問題を効率よく解く技術がカギを握る。そのような技術として、組み合わせ最適化問題を磁性体のスピンの挙動を表すイジングモデルに写像し、その収束動作により問題を解く、CMOSイジング計算機を同社が開発した。(日経テクノロジーオンライン関連記事1)。今回の講演では、計算機を実現した技術や構成、適用結果を紹介する。

 基調講演の2件目では、NTTの森村浩季氏が登壇する。タイトルは「IoT時代のLSI技術の役割と期待 ~新サービス創出のイネーブラとして~」である。IoT(Internet of things)の普及により、第4次産業革命が到来するとみられている。その中で、IC技術は新たなサービス創造のイネーブラーとして大きな役割が期待される。IC技術が果たしてきた役割を俯瞰しながら、ビジネス優位性をも左右するキーデバイスの研究開発の在り方や将来展望について述べる。さらに、若手研究者に向けてキャリア形成についてメッセージを贈る。なお、森村氏の基調講演は、連続開催される「VDECデザイナーズフォーラム」との合同企画である。