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 テクトロニクス/ケースレー イノベーション・フォーラム(TIF2015;2015年6月24日に東京で開催)の会場で、米Tektronix社に主力のオシロスコープ事業について聞いた。同事業のトップであるEarl R. Thompson氏(Senior Vice President & General Manager, Time Domain Business)と、Brian M. Reich氏(General Manager, Performance Oscilloscopes)、Dan Knierim氏(Tektronix Fellow)の3氏が答えた。

左からテクトロニクス/ケースレーインスツルメンツの米山不器氏、Dan Knierim氏、Earl R. Thompson氏、Brian M. Reich氏、テクトロニクス/ケースレーインスツルメンツの瀬賀幸一氏
日経エレクトロニクスが撮影。
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問:Tektronixがオシロスコープで高いシェアを維持できているのは、なぜだろうか。

Thompson氏:シェアの具体的な数字を示すのは控えたいが、我々はオシロスコープ市場のリーダーと認めてもらっていると思う。このポジションを実現している力は2つある。製品力と販売力だ。製品力に関しては、イノベーションを重視し、優れた技術によって、それまでにはない新しい製品を生み出している。販売力に関しては、常にアプリケーションに目を向けて、顧客にソリューションを提供することを心掛けていることを挙げられる。

Reich氏:我々は、高速通信、モバイルコンピューティング、パワーなど、ターゲットのマーケットやアプリケーションに合わせて、チームを作って対応している。さらに、各種標準化に関しても目を配っているため、適切な計測ソリューションを顧客に提供できる。

問:実際の開発に携わっているKnierim氏に、開発で優先していることを聞きたい。

Knierim氏:顧客の計測ニーズは何か、何が難しいか、それをどうやって解決できるかをいつも考えている。社内の人間だけでなく、実際に顧客に会って話を聞くようにしている。TIF2015に参加している理由は、日本の顧客の声を聞くためだ。

問:Tektronixのオシロスコープ製品は、5万円から数千万円まで幅広い。開発はどのように行っているのか。1つのチームで開発しているのか。

Thompson氏:もちろん複数の開発チームが取り組んでいる。開発拠点は世界中にあるが、主力の開発拠点は本社のある米国オレゴン州、中国、インドの3カ所だ。すべてのチームがTektronix社らしい高精度な製品を開発できるように、キーとなる技術を共有している。その技術をベースに、先ほど説明したように、アプリケーションやマーケットに最適化した製品を開発する。