東芝がLiイオン蓄電池などを供給(出所:東芝)
東芝がLiイオン蓄電池などを供給(出所:東芝)
[画像のクリックで拡大表示]

 東芝は6月23日、グループ会社であるスイスのランディス・ギアが、フィンランドの電力事業者であるヘレンから、周波数調整用の大型蓄電池システムを受注したと発表した。

 再生可能エネルギー電力の出力変動の吸収や、周波数の調整、短時間の予備電力の確保などに使われる。ヘルシンキ市カラサタマ地区に設置し、2016年春に運転を開始する予定という。

 フィンランドなどの北欧諸国は、再生可能エネルギーの導入が進んでいることから、周波数調整市場がいち早く立ち上がっている。出力変動に素早く反応し、頻繁に細かく需給を調整できる蓄電池システムの需要が高まっているという。

 東芝製のLiイオン蓄電池「SCiB」を核としたシステムを供給する。東芝の現地法人である東芝電力流通システム欧州が、システムを構築する。

 今回の受注は、SCiBの特性に加え、イタリアの送電会社であるテルナ社の関連会社や、英国シェフィールド大学など、欧州における納入実績が評価されたことが寄与したとしている。

 納入する蓄電池システムの概要は、出力1.2MW、容量0.6MWhとなっている。蓄電池モジュールのほか、系統連系用変圧器、蓄電池用パワーコンディショナー(PCS)、蓄電池盤などで構成する。