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写真中央がタカタ会長兼社長の高田重久氏(写真:宮原一郎)
写真中央がタカタ会長兼社長の高田重久氏(写真:宮原一郎)
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会見中の高田社長(写真:宮原一郎)
会見中の高田社長(写真:宮原一郎)
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 タカタは2015年6月25日、エアバッグに搭載する同社製インフレーターのリコール問題について、都内で記者会見を開いた。同問題が生じて以降、会長兼社長の高田重久氏が公の場で説明するのは初めて。インフレーターのガス発生剤として使う硝酸アンモニウム(硝安)の安全性を強調した。

 会見に先立って高田氏は、「亡くなられた方にお悔やみ申し上げる」と謝罪した。加えて質疑応答の時に、これまで高田氏が自ら説明の場に立たなかったことに対して「何度もお話しするタイミングを逸している」と感じていたことを明かし、「直接説明する機会を設けなかったのは大変に申し訳ない」と陳謝した。

 タカタ製インフレーターのリコール問題は、大きく2種類ある。一つが、2008年~2014年にかけてホンダをはじめとした供給先の自動車メーカーが実施した大きく5種類のリコール。これらは既に原因を特定して対策済みだ。硝酸アンモニウムを使ったインフレーターの工場を初めて立ち上げる2000年ごろ、製造工程で部品を組み付ける際に誤ったことなどが原因である。これまでに「製造工程の自動化や、欠陥品を見つけるためのセンサーの追加」(高田氏)などの対策を打っている。

 過去に同社製インフレーターに関連した異常爆発などによって8人が死亡したとされるが、関連するインフレーターは5種類のリコール対象品に含まれる。ただしリコールの規模が大きくて部品の改修作業をすべて終えておらず、最近まで事故が続いているようだ。