NTTドコモの通信回線を使い、PCSを遠隔監視(出所:田淵電機)
NTTドコモの通信回線を使い、PCSを遠隔監視(出所:田淵電機)
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 田淵電機は6月24日、NTTドコモの「docomo M2M プラットフォーム」とデータ通信 回線を使い、太陽光発電システム用の遠隔監視サービスを開始すると発表した。7月1日にサービスの提供を開始する。

 田淵電機製のパワーコンディショナー(PCS)「EneTelus」を導入した太陽光発電所を、インターネット経由で遠隔監視できる。発電事業者と太陽光発電システム販売会社の両方で、パソコンやスマートフォンを使って発電状況を常時確認できる。

 万が一、発電停止などのトラブルが生じた際には、監視画面上に警告を表示するほか、アラート(警告)メール機能によって早期の発見と対策が可能になる。

 メガソーラー(大規模太陽光発電所)は、山間部や沿岸部に多く立地する。NTTドコモの通信ネットワークは、こうした地域で広いカバーエリアを持つ。

 同時に発売する通信ゲートウェイボックスを使うことで、NTTドコモの通信ネットワークを通じて、田淵電機のクラウドコンピューティングのサービス「EneTelus-cloud(エネテラスクラウド)」に、PCSの稼働情報を集約できる。

 将来的に、電力会社が運用するインターネットを通じた遠隔による出力制御にも迅速に対応できるとしている。

 また、10月には、「パワコン見守りサービス」を開始する。PCSメーカーが自ら、PCSを遠隔監視し、発電状態を定期的に確認することで、異常の把握と対策などによって、より迅速にトラブルを解消できるようにする。

 将来的に蓄積したビッグデータを、人工知能(AI)の活用で分析し、発電システムの故障につながる予兆の発見、予防保全に関する助言などのサービスにも進化させるとしている。