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新製品の機能ブロック図 Freescaleの図。
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開発ボード Freescaleの写真。
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 米Freescale Semiconductor社は、「ARM Cortex-M4」ベースの車体制御向けMCU「S32Kシリーズ」を発表した(ニュースリリース)。同社がCortex-M4ベースの車体制御向けMCUを発表したのは、今回が初めてである。

 S32Kシリーズでは、Cortex-Mコアを採用することで、アーキテクチャーやビット幅(8/16/32ビット)が異なる既存のマイコン製品では難しかったスケーラビリティーや互換性を確保する。これで、ソフトウエア開発環境が一元化され、パートナー企業のツールやライブラリーの適用を容易にする、とFreescaleは説明する。

 すでに同社はCortex-M0+コアを搭載し5VのI/OをサポートするKinetis Eをベースに自動車グレードの「Kinetis EAファミリー」を開発・提供している(日経テクノロジーオンライン関連記事)。今回のS32KシリーズはKinetis EAシリーズとソフトウエア互換性を保ちながらより高い性能を提供するもの、とされる。対応アプリケーションとして、車体制御やHVAC、パワートレインのコンパニオン、インフォテイメント向けのコネクションモジュール、ウィンドウ/ドア/サンルーフ制御、PMSM/BLDCモーター制御などが挙げられている。

 S32Kシリーズは、ISO26262 ASIL-Bに準拠しており、同社の提供するSafe Assure機能安全プログラムでサポートされる。またSHE(Secure Hardware Extention)モジュールを搭載する。外部インターフェース向けに、CAN-FDやLIN、FlexIOモジュールを搭載している。

 最初の製品は、「S32K100ファミリー」で、Cortex-M4Fコアをベースに、128K~2Mバイトのフラッシュメモリーを搭載する。パッケージは64~176ピンLQFP。開発環境としては、Freedom+に準拠した低価格の開発ボードが用意される予定。2015年第3四半期にαカスタマーに対するサンプル出荷を開始予定で、一般出荷は2016年からとされる。価格などは現時点では未公表。

■変更履歴
この記事の掲載当初、最後の段落で「2013年第3四半期にαカスタマーに対するサンプル出荷を開始予定」としていましたが,正しくは「2015年第3四半期にαカスタマーに対するサンプル出荷を開始予定」でした。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。