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 三菱電機とパスコは、航空機にミリ波(40GHz帯)データリンク装置を搭載し、地上に大容量データを送信する航空機・地上間通信システムの実証実験に成功した(ニュースリリース:PDF)。このような実証実験に成功したのは、国内で初めてだという。

図1●着陸までの移動時間やデータ処理・転送にかかる時間が省ける 三菱電機とパスコの図。
図1●着陸までの移動時間やデータ処理・転送にかかる時間が省ける
三菱電機とパスコの図。
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 災害発生時、被災地上空から航空機等が撮影した地上画像は、迅速で的確な被災状況の把握に必要不可欠な情報として活用されているものの、大容量の撮影画像を復旧・救援活動の現場へ迅速に提供できるかが課題となっている。今回、三菱電機とパスコは、撮影後から提供までに要する時間を短縮する目的で、ミリ波を使用した大容量データの送信実験を国内で実施し、航空機から地上への大容量通信の有効性を検証・評価した。

 これにより、撮影後に要していた着陸までの移動時間やデータ処理・転送にかかる時間などが省けるなど、この通信の有効性が確認できた(図1)。両社によれば、大容量通信に適した周波数であるミリ波帯による通信システムは、これまで国内での航空機と地上間の通信実証実験は実施されておらず、日本の気象条件や国内法規制下での有効性、適合性は未知数だったという。