PR
今回の新製品 STMicroのイメージ。
今回の新製品 STMicroのイメージ。
[画像のクリックで拡大表示]

 伊仏合弁STMicroelectronics社は、DOCSIS(Data Over Cable Service Interface Specifications) 3.1に準拠するSoC「STiD325(開発コード名:Barcelona)」を発表した(日本語ニュースリリース)。加入者装置(STBやルーター、ゲートウエー)のケーブルモデムや、電話機能付きケーブルモデム(embedded Media Terminal Adapter)などとして使える。

 DOCSIS 3.1は、米CableLabs社が策定した規格で、OFDMマルチキャリア変調とLDPC(low-density parity-check)符号を用いた前方誤り訂正機能を組み合わせることでスペクトル効率を改善し、既存のHFC(Hybrid Fiber-Coax)ネットワークにおける数ギガビットのデータ通信を可能にするという。

 新製品は複数個の64ビットARM Cortex CPUコアとDOCSIS 3.1対応のケーブルモデム、ハードウエアアクセラレータ付きL3/L4ルーター機能とL2スイッチ、2.4GHz/5GHz帯のWi-Fiブリッジ、PacketCable 1.5/2.0準拠の電話サポート機能などを1チップに収めた。内蔵するDOCSIS 3.1モデムには、DOCSIS 3.1準拠の196MHz OFDM復調器が2個、DOCSIS 3.1準拠の95MHz OFDMA変調器が2個、DOCSIS 3.0準拠のシングルキャリアQAM復調器が32個、DOCSIS 3.0準拠のシングルキャリアQAM変調器が8個含まれる。既存のDOCSIS 3.0ユーザーがスムーズにDOCSIS 3.1へ移行できるとしている(日経テクノロジーオンライン関連記事1)。

 このSoCは、同社の28nm FD-SOIプロセスで製造される(同関連記事2)。低消費電力なため、ファンレスで使えるとする。特定顧客に対してサンプル出荷中である。DOCSIS及びPacket-Cable Stackを含むRDK-Bソフトウエアが含まれる。量産時期及び価格は未公表。