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 カナダMagna International社は、2015年8月、米国デトロイト近郊で、単眼カメラを用いた半自動運転車のデモンストレーションを実施した。高速道路上での手放し運転、スイッチを押すことによる自動車線変更などだ。

 Magna社は北米で車線検出用カメラやリアビューカメラで1位のシェアを持つ。こうしたカメラを使った技術開発の一環で、複数の開発プロジェクトを抱えており、今回デモしたのはそのうちの一つ。公開したデモでは、米GM社の「キャデラックATS」を使い、単眼カメラとイスラエルMobileye社の画像認識チップ「EyeQ3」を搭載していた。

 カメラは、前方の車両や歩行者などの存在、そこまでの距離、車線、標識などを認識しており、これらの情報を使って、ステアリングやアクセル、ブレーキを自動で制御する。高速道路では、速度を70mph(112km/h)から80mph(128km/h)にACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)を設定し、手放しによる運転をデモした。3車線のうち、主に中央車線を走行し、左右の白線を検知して車線内を維持しながら前走車に追従していた。

 前方に車両が割り込んだ場合は、自動的にブレーキをかけ、その車両がいなくなると再び加速。また、後方の確認は運転者自身が行う必要があるが、ウインカーを出してボタンを押すと、自動的に車線変更する機能も付いている。

 中央の車線を走行している際は、安定して車線を維持していたが、高速出口など分岐のある一番端の車線を走行している際には、間違えて分岐する出口に向かってしまうことがあった。また、道路が補修中で白線が非常に見えにくい場合も車線を維持できなくなる場面もあった。

 開発担当者は、量産までにはこうした問題を解決する努力をするが、どうしてもカメラが車線を認識できない場合は、警報音を発して手動運転に切り替えるような仕組みも必要とする。