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出力150kWのモーターで駆動するフォーミュラEマシーン「SRT_01E」が六本木の街を駆け抜けた。
出力150kWのモーターで駆動するフォーミュラEマシーン「SRT_01E」が六本木の街を駆け抜けた。
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左から、古屋圭司氏、Alejandro Agag氏、鈴木亜久里氏、山本左近氏
左から、古屋圭司氏、Alejandro Agag氏、鈴木亜久里氏、山本左近氏
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 電気自動車のフォーミュラマシンによる世界選手権レース「フォーミュラE」の参加車両が、2015年8月23日、東京・六本木ヒルズのけやき坂通りにおいて、日本で初めてデモンストレーション走行した。当日の沿道には約5000人の観客が訪れ、電動モーターを使い“無音”で走るレーシングガーに驚きの歓声を上げていた。
 
 2014年からスタートした同選手権は、世界10都市での公道(ベルリンは旧飛行場、ロンドンは公園の外周路にコースを設定)を利用して開催され、10チーム・20台が参戦している。“環境に優しいモータースポーツ”としてレースと環境問題をリンクする、新たな競技として展開されている。スポンサーやサプライヤーとしてのパートナー企業としては、ワイヤレス技術製品で知られる米Qualcomm社や、F1GP参戦とともにスポーツカーを手がけるMcLaren社、フランスRenault社とドイツBMW社、タイヤメーカーのフランスMichelin社などが名を連ねている。
 
 デモ走行前には、英Formula E holdings社CEOのAlejandro Agag氏や衆議院議員/自由民主党モータースポーツ振興議員連盟会長の古屋圭司氏、元F1ドライバーのチームアグリ/プレジデントの鈴木亜久里氏、、レーシングドライバーの山本左近氏(フォーミュラEロンドン大会に参戦)が姿を見せ、その後行われたデモ走行では、EVのフォーミュラE競技車両「SRT_01E」のステアリングを握った山本氏が交通を封鎖したけやき坂通りの500mを、低速ながら3往復の走行を披露した。
 
 デモ走行後に行われた会見において、フォーミュラEのシリーズ開催を実現した前述のAgag氏は「今回のデモ走行はロケーションの素晴らしさもあって、大きなステップとなった。近い将来、必ず日本の公道でもレースを開催できると信じている。技術的課題は走行用電池などの低コスト化だが、競争は技術を進化させる」とコメント。日本での公道レース開催に向けた法案提出などで動いている古屋氏も「モータースポーツの公道レースを地域振興での観光資源として理解してもらいたい」と延べた。

 世界各地の大都市(来期は新たにパリが加わる)において11戦が開催予定の2016年は、レギュレーションの変更により、これまでワンメイクレースとして共通だったパワートレーンを各チームが独自に搭載可能となるため「昨シーズンは手探りの状態からレース内容が徐々に進むにつれて、よい方向に変化していった。来シーズンはエネルギーマネジメントを中心としたレース戦略が重要になるはず」と鈴木氏も来るシーズンに向けての抱負を語った。