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data encryption standard

 米国の標準化団体NIST(National Institute of Standards andTechnology)が,1977年に米国政府の標準暗号「FIPS 46」として策定し,それ以来使われ続けてきた共通鍵暗号アルゴリズム。米IBM Corp.が開発した。ブロック長は64ビット。

 暗号化を施すために使用する鍵のデータ長は56ビットのため,鍵の候補は256個ある。1994年に,三菱電機がコンピュータを使ってDESを解読した。線形解読法という手法を使っている。1998年7月には,米国の非営利団体であるElectronicFrontier Foundation(EFF)が,わずか3日間で解読に成功した。鍵の候補を総当たりで調べることで正しい鍵を特定した。こうした脆弱性が露呈したため,DESを3重に適用する「トリプルDES」などが開発され,さらに次期標準暗号として「AES」が策定された。

 その後NISTは,DESを「米国政府の情報を守るのに,もはやふさわしくない」として米国政府の情報処理標準(FIPS)から取り下げることを提案した(ITproの関連記事)。