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 米国の標準化団体IEEEが1999年9月に規定した5GHz帯利用の無線LAN方式。NTTと米Lucent Technologies Inc.が共同で提案した技術をベースとしている。

 変調方式にはOFDMを採用している。1次変調方式はBPSK,QPSK,16値QAM,64値QAMの4種類から選択できる。サブキャリヤ数は52で,そのうちパイロット・シンボルは4つ。誤り訂正方式には畳み込み符号化とビタビ復号化を用いる。

 伝送レートは最大54Mビット/秒である。国内では5.15GHz~5.25GHzの100MHzの帯域幅に,20MHz間隔で4チャネルを配置して使う。国内では電波産業会(ARIB)が「ARIB-STD-T71」として標準化している。

 なおIEEE802は,構内ネットワーク(LAN)や都市圏ネットワーク(MAN)の規格を標準化する組織。この中でIEEE802.11委員会は無線LANを担当するWorking Group(WG)である。同WGには,2.4GHz帯の無線LANシステムの標準化を担当するIEEE802.11bと5GHz帯を担当するIEEE802.11aなどの下部組織があるという格好で標準化が進められている。