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internet protocol version 6

 インターネットの通信プロトコルTCP/IPのうち,OSI参照モデルの第3層(インターネット層)の伝送プロトコル。現在主流のIPv4の次を担うプロトコルとして策定された。

 アドレス長が128ビットのため,同32ビットのIPv4に比べて理論上296倍のアドレスを割り振ることができる。IPv6では,さらに通信路のセキュリティを実現する仕様である「IPsec」に標準で対応する。このため,通信路での盗聴に対する耐性は高い。

 現行のIPv4は,1974年にV. Cerf氏とR. Kahn氏が提案して以来,ずっと使われ続けている。これに対して,その次世代版という位置付けのIPv6は,1995年12月のIETFで「RFC1883」が採択されたことによって概要が決まった。その後,1996年の終わりにアドレス構造などを大きく変更,その結果を盛り込んだ新規格(IPv6の第2版)の草案が1997年7月に承認され,1998年12月には「RFC2460」となり,本格的な実装が始まり,さまざまな実用化が始まっている。なお「IPv5」は実験用として「ST-II」に割り当てられた。