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mobile virtual network operator

 仮想移動通信事業者。携帯電話やPHSなどの移動体通信事業者から,基地局やネットワークなどの設備の一部を借りて無線通信サービスを提供する事業者のこと。無線設備を持たない事業者でも無線通信サービスに参入できる。欧米では英Virgin Group Ltd.のサービス「Virgin Mobile」をはじめ数多くのMVNOが存在するが,日本ではほとんど根付いていない。

 日本では,無線通信インフラを持つ場合には「第一種電気通信事業者」の資格のほか,無線局免許を取得して周波数の割り当てを受ける必要があった。これに対してMVNOであれば「第二種電気通信事業者者」の資格のみで通信事業に参入できる。DDIポケットのPHS回線を借りて定額PHSデータ通信「b-mobile」を展開した日本通信が,日本で初めてMVNOを名乗ったケースである。

 携帯電話事業者は,従来はMVNOへのインフラ提供に消極的だった。だが2005年になって,MVNOへ回線を卸売する構想を明らかにする事業者が相次いで現れた。ボーダフォンが2005年7月にMVNOへの卸売事業への進出を公表したほか,携帯電話事業に参入予定のイー・アクセスやアイピーモバイルが,移動データ通信サービスをMVNOへ卸売りする方針を明らかにしている。