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 例えば,デジタル・コンテンツをアナログ変換して再度デジタル化することで,元々施されていた著作権保護技術に抜け穴が生じることを指す。

 2005年12月には米下院の司法委員会Committee on the Judiciaryで,アナログ・ホール対策に向けた法案「Digital Transition Content Security Act of 2005」が正式に提案された。この法案では,2005年11月に同委員会に提案された討議草案に基づいて,映像のアナログ入力を備える機器に「CGMS-A(copy generation management system-analog)」や米VEIL Interactive Technologies社(VEIL社)が開発した電子透かし技術に基づく権利記述マーク「V-RAM(VEIL Rights Assertion Mark)」を検知し,その権利情報を守ることを義務付ける。

 今回の法案が対象とするのは,アナログ入力端子を備える録画機およびアナログ・ビデオ信号の変換器である。画像のフレーム間に挿入される一定の空白部分であるVBI(垂直帰線期間)に挿入する「CGMS-A」および「RC」,映像に埋め込む「V-RAM」を検出する仕組みを備えることと,それが示したコピー制御情報の通りに動作することを機器に義務付ける。

図 狙いは「アナログ・ホール」
図 狙いは「アナログ・ホール」 (日経エレクトロニクス2006年1月16日号より抜粋)